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日本滞在ウィーク

2013年8月4日 at 11:00 AM
7月下旬に、日本に帰ってきた。
今後の移動スケジュールはバンコク3週間、福岡1週間のサイクルで行き来することになるであろう。

たったバンコク20日間だけの滞在だったけど、福岡本社に久しぶりに帰ってくると新鮮な感覚で仕事が出来た。

福岡本社では、膨大な仕事量をスピーディーにこなしていくことが出来る。これは今までの当たり前の状態のはずだが、改めて多くの社員に支えられて仕事が出来ていることに気付いた。恥ずかしがり屋の私は、口に出すことはなかったが、全社員に感謝の気持ちで一杯だった。


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社長室から見た社内風景

是非ともバンコクオフィスでも、日本にも負けないタイ従業員の素晴らしいチームを作っていきたいと思った。



福岡での滞在期間中は、目まぐるしい日々であった。
原因は、私自身がバンコクに移住しておきながら、私自身の業務や権限が十分に移行できていないために、結局、多くの業務は私の日本滞在中に集中してしまった。まだまだ課題が多い。

今回の重大な業務としては、

1.プロタイムズの執行役員会。毎回、約6時間ほどの会議の中で、膨大なテーマを全国からお集まり頂いた執行役員の方々と議論していく。ここで決定されたことが、全国のプロタイムズの数百名におよび営業マンの方々の活動に影響し、加盟店さんの売上にも直結することになる。大変、プレッシャーがかかる気の抜けない時間である。

2.当社の期は、6ヶ月で区切っている。過去は1年で1期としていたが、1年だと余りにも長すぎ、期初に立てた目標とも度々ずれることがあったので、6ヶ月毎で評価および給与の昇給を行っている。6月に期末を迎え、7月には各自の目標設定の個人面談を行う。私は中間管理職以上の全員と面談を行うため、真剣勝負の個人面談を行っていた。

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3.来年新卒の入社予定は24名であるが、当グループのスピードに人員数が追いついていない。人員採用は先行投資という考えがあり、先手先手で採用を行っているが、今回も多くの中途採用の面接を行った。

4.現在、当グループは上場に向けて昨年より準備してきているが、最近になる活動がかなり具体的になってきた。主幹事予定の証券会社およびベンチャーキャピタルとの打ち合わせもかなり頻繁に行った。

5.最高に楽しかったのは、来年入社予定の内定者懇親会を行った。20名ほどの学生が集まり、懇親会を行ったが、沢山のエネルギーを貰えた。さらに前期はプロタイムズ本部の売上目標が到達し、達成会を行った。達成会も最高にエネルギーを貰える瞬間である。
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内定者懇親会
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プロタイムズ本部達成会

6.最後に、私からの権限や業務の移行が不十分なために生じるギャップを埋めるための、各部署との会議が頻繁に行われた。ランチ時間も毎日ランチを取りながらの会議となり、流石に脳みそがオーバーヒートした瞬間が何度かあった。


そして、空いた時間は全て家族との時間に費やし、充実した日本滞在であったが、課題も沢山発見できた。

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今日から、バンコク入り。
また気持ちを入れ替えていこう。

海外事業は設立時が肝心

2013年7月20日 at 1:59 PM
少しずつ準備が整ってきている。


9月から営業展開するために、会社の設立を完了させ、そして人材を採用している最中である。

すでに私も含め5名の人材が確定している。後、来月中に3名採用して、8名でのスタートとなる。

事業を発展させるためには、良い人材の確保が重要であることは万国共通であろう。


そして、海外事業で何よりも重要なのが、資本構成、現地パートナーの有無、営業戦略等の企業構造を、会社設立時にどのように組み立てるかが何よりも未来の存続に大きく影響する。

会社設立時に作った企業構造は簡単に変更することはできない。

短期的な発展は、企業構造が多少歪んでいても何とかなるであろうが、未来での存続の危機や発展の妨げになることは既に沢山の事例がある。


このような内容については、約半年ほど時間をかけて、タイ国での法律や今までの日系企業の失敗事例などを研究してきた。

このような研究には、専門家との出会いはとても重要だ。

今回、アステックペイント(タイランド)の会社設立には「朝日ネットワーク(タイランド)」の小松さんに支援頂いている。日本で全国展開を行っている会計・税理所事務所グループがタイとインドネシアにも事務所を設置しており、今回縁あって出会うことが出来た。


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ある農夫の一日

2013年7月14日 at 8:41 PM
バンコクに移ってきて、早2週間近くが経つ。

ようやく身の回りのものの準備が整い、また生活環境もようやく慣れてきた感じがする。
日本にいた時との大きな違いにより、想像はしていたけど、やっぱりストレスに感じることがある。
それは、業務の進行についてである。
現在、日本では7つの事業部のそれぞれの会議参加して、
「あれ、どうなったの?・・・どうして?・・・
 いつまで・・・オッケー、じゃー頼むよ!・・・
 それ、おかしく無い?・・・
 もう一度考え直しみて・・・いいね・・・
 いいじゃん!」
みたいな感じで、沢山の懸案がスピード感もってこなされていく。
しかし、タイでは私一人。
何かやろうと思っても、なかなか前に進まない。何かやっていると、あれも、それも、そして何も終わらずに一日が終わってしまっている。
そのような日々を過ごしている内に、「ある農夫の一日」という文章を思い出した。
この文章は、当社の新卒の研修テキストにも入れており、新卒に教える内容なのに、社長である私がその罠に陥りそうになって危機感を感じた。
ある農夫の一日

「ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。

ところが、トラクターの燃料がきれていたので
近くまで買いに行ってきた。
途中で、ブタに餌をやっていないことを思い出して
納屋に餌をとりに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思い、
ジャガイモの芽を取っているうちに、
暖炉の薪が無くなっていることを思い出して
薪小屋へ足を運んだ。
薪をもって母屋へ向かっていると、
ニワトリの様子が変である。
どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置をほどこして、
薪を持って母屋にたどりついた頃には、
日がトップリとくれていた。

農夫は、ヤレヤレ何とせわしい一日であった
と思いながら、
いちばん大切な畑を耕すことができなかったことに
気がついたのは、床に入ってからであった。」
もう一度、気持ちを切り替えよう。
安倍首相の就任会見ではロケットスタートと表現していたが、私はタイの事業は「スロースタート」と決めているので、焦らず、ただ着実に一つ一つをこなして行こう。
先日、ついにTV会議システムが設置された。

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来週より、日本の会議に合流出来るのでちょっと嬉しい。

社員のエネルギーをもらって、またタイで頑張ろう。