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創立20周年記念パーティ

2012年11月22日 at 4:19 PM
先日、岐阜県の南部建装様の創立20周年記念パーティに参加させて頂いた。

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冒頭の挨拶で、創業者社長から過去20年の苦労の道のりと関わって来た方々への感謝の気持ちを述べられていた。素晴らしいパーティであったし、また私自身も含め参加者全員が感動していたと思う。

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私が特に感動したのは、社員に対する沢山の感謝の言葉であった。おそらく、普段は恥ずかしがって褒めることもない職人社員に、「おまえのお陰で今がある」という言葉を何度も言葉にしており、社員からも「今まで聞いたこともない言葉を聞いた」と恥ずかしながら言っていたのが印象的であった。

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光栄ながら、若輩者の私も少し挨拶をさせて頂いた。

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「企業は人なり」と良く言われるが、特に現場での職人の技術力で品質が決まる塗装業においては、「人が全て」となる。塗装の品質の源は、職人と社長との信頼関係によるところも大きく、社長の想いが結局企業の発展を決めると言っても言い過ぎではないであろう。
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創立20周年記念パーティというイベントを通じて、普段口にすることの無い感謝の気持ちをお互いが表現し合うことで、社長と社員の気持ちが一つになり、信頼関係が強固になっていく。一つのイベントがこれだけの効力を生み出すのであれば、全国でどんどん行われるべきだと思った。

人生設計を考える

2012年11月19日 at 12:20 PM

今年も釜飯研修の時期がやってきた。

この研修は、学卒から入社2年目を対象とした合宿研修となる。

内容は、目の前の仕事のことを少し忘れ、自分の人生設計を考える研修となる。だから、合宿場所も福岡市郊外の山奥にあるキャンプ場に籠もって、静かな環境で行うことにしている。

計二日となるが、初日の朝9時から夜中まで、そして二日目は早朝から夕方5時まで、ひたすら自らの人生を考える時間となる。

学生から社会人になると、日々の業務に忙殺され、おそらく自分の人生のことなど考える余裕もないであろう。気がついたら30歳、40歳となっている場合も多く、ゴールの無い人生を歩むことは単に時間を浪費しているだけになってしまう。自分の使命に気付き、人生設計が決まれば、おのずと今やるべきことが明確になるし、またエネルギーも沸いてくるであろう。

もう一つ、この合宿の目的は同期の絆作りである。自分の夢を語り合い共有することで、これから数多くの困難に直面しても、一緒に乗り越えてくれる仲間がいることは本当に心強いことだと思う。

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私は、初日の夜の夕食時に合流した。

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皆が作ったカレーを食べ、その後初日の段階での皆の人生の目標と夢を聞かせてもらった。

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私がアドバイスできることは限られている。自分の人生は自分しか決められないし、私が出来ることはそのきっかけを提供することだけだと思う。

皆のこれからの輝かしい人生に、少しだけでも関われたことはとても光栄なことだと思っている。

伝統120年の進化

2012年6月27日 at 10:34 AM

 

当社事務所から車で20分ぐらいに「久原本家」という食品会社がある。
社歴120年を誇り、現在4代目社長が経営している。

縁あって、工場訪問をさせて頂き、そして食事処で社員と食事をした。
 
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久原本家は、元々120年前に醤油製造からスタートし、そして納豆に付属するダシ醤油等をOEMで食品メーカーに供給していたが、4代目社長になってから、自社製品を本格化させた。それらの製品の中で、出汁(ダシ)セットや明太子、生七味等が大ヒットし、今や100億を超える食品メーカーに育て上げている。

この企業の製品開発力が優れていることは当然のことながら、全会社を挙げて顧客を心から虜にさせるホスピタリティ経営に取り組んでいると聞き、久原本家が経営するブランドショップである「茅の舎(カヤノヤ)」という食事処に訪問した。

 

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実は、当社で多大な貢献をした社員が退社することなり、送別会も兼ねて会食することとなった。
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まず、茅の舎の場所は電灯もあまり無い、山奥にポツリと建っている食事処であった。
綺麗な川と竹やぶがあり、今の季節は夜になると蛍が何十匹と見える、福岡でも希少価値のある場所であった。

食事後の感想としては、おそらく茅の舎の魅力の一部しか経験していないであろうが、素晴らしい体験であった。
 
リピーター率が80%を超え、中には一年のうちに60回も夕食を食べに来る方もいると言う。予約もなかなか取れないようである。
 
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120年という伝統を持ちながらも、進化し続けるこの姿にしたすら感動した一日であった。

まだまだ勉強、勉強という気持ちになった。