憂鬱でなければ仕事じゃない
アステックペイント会員向け情報誌に掲載されている
社長ブログの一部を抜粋
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このタイトルの本を見てビックリした。
そして、この本の著者は私が尊敬する幻冬舎の見城社長と
サイバーエージェントの藤田社長との共著であることを知って、
さらにショックを受けた。
なぜ、こんなショックを受けたかというと、当社の会議室には
「楽しくなければ仕事じゃない」という言葉の額縁を貼っている。
わざわざ習字の大先生に書いてもらっている。
私は、いつも社員に「楽しくなければ仕事じゃない、楽しく仕事を
しよう、楽しい仕事だけをやっていけるようにしていこう」と
言い続けてきた。
そして学生の新卒説明会でも仕事の楽しさを語り、その言葉を信じて
入社した社員もいると思う。
それなのに、私の尊敬する二人の経営者が「憂鬱じゃなければ仕事
じゃない」という本を出している。さっそく、本を読んだ。
さすが素晴らしい本であったし、今まで「楽しくなければ仕事じゃない」
ということを言い続けてきた私が、今や真逆のタイトルの本を社員に
読むことを薦めている。
タイトルは真逆だけど、内容は本当に共感できることばかりであった。
むしろ、感動するぐらい衝撃的な一冊であった。
今まで大変な苦境を乗り越えてきたお二人にとっては、本当に価値が
あり、世の中に無い新しいモノを創造する仕事とは、押し潰されるよ
うな重圧の中、誰の助けも理解もされず、大変孤独な戦いであるとの
こと。
その憂鬱な状況を乗り越えてきたときにしか、本当の価値ある仕事は
生み出せないと言われている。
全くもって同感であり、私も何の違和感も無く、同じ考えであると
断言できる。なのに、私が言葉にすると「楽しくなければ仕事じゃ
ない」という表現になり、なぜ逆になるのか色々考えていた。私なり
の答えは出たけど、言葉にするとちょっと言い訳っぽくなるので、
この紙面で答えを書くのは控えたい。
ただ、もし社員から「社長が以前から言っていることと真逆ですよね」
と言ってきたら「タイトルは違うけど、考えていることの本質は同じ
だよ。ただ、僕の性格が彼らより前向きなだけなんだよ」と言い返そ
うと、今から心の準備をしている。
夏休み
今年の夏休みもしっかり充電できた。
私は、休むときはしっかり休むタイプで、夏休みも少し多めにとるが、特に
年末年始は塗料の出荷量が減るということもあり、冬休みは思い切って
毎年長めに取っている。
多くの有能な経営者は、ほとんどを休みをとらない方も多く、そのような方々
と休暇の話になると、いつも息を潜み、なるべく発言をしないようにしている。
脳科学的にも、休みを取ることで、肉体的にも脳みそも活性化することは
証明されているようだ。ただし、単に休みの間、ボッーと寝ているだけでは、
疲れはとれないみたいで、非日常空間に身をおくことで、リフレッシュされる
と何かの本で書いてあった。
たしかに、休み中は、子供に朝早くから起こされ、せわしなく動き、毎日の
ようにプールで一緒に泳いだり、散歩したり、肉体的にはむしろ疲れそう
だけど、非日常空間の中で遊んでいることで、心身ともにリフレッシュされて
いることは強く感じる。
エネルギー充電完了。
この溢れるエネルギーをお盆休み明けに爆発させたいと思う。社員は
ちょっと迷惑がるだろうけど、多分休み明けのいつものことと諦めている
と思う。
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