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『日本経営品質賞』を目指す

2018年5月31日 at 6:55 PM

<2018年5月号アステックペイント定期発行物ホットラインの一部抜粋>

「いつの日か、日本経営品質賞を獲得したい」と思うようになっていた。そのきっかけはよく覚えていないが、おそらく過去に読んだ本の著者数名の経営する会社が、この賞を受賞していたからだと思う。中小企業でありながら、“日本経営品質賞”という名前からしてハードルの高そうな賞を獲得している事実を知り、是非とも自社でも獲得したいと思うようになったのであろう。

日本経営品質賞の評価基準を調べてみると、「目指すべき方向、基本理念を構成する4つの要素、7つの重視する考え方をベースとして、組織プロフィールと8つのカテゴリからなるフレームワーク、20の評価項目から構成されている」と表記されていた。分かるようで、なかなかイメージしにくい内容ではあるが、ハードルはかなり高そうだ。過去の受賞企業には、IBMやトヨタグループ、スーパーホテルなどの超トップ企業が名を連ねており、少し怯みそうになった。

先日、日本経営品質賞を受賞された会社の社長をご紹介いただいた。お会いした際に、「勉強のために会社を訪問したい」とお願いしたところ快諾いただき、経営管理部の社員5名と一緒に訪問してきた。

様々な取り組みを教えていただいたが、その会社の凄いところは、当たり前のことを徹底してやり続けていること、まさに“凡事徹底” にあると思った。実際に、当たり前のことを徹底的にやると決めて実践するのは、並大抵のことではない。そして、正直なところ、私の苦手とするところでもある。

おそらく、日本経営品質賞の獲得に向けての取り組みをスタートさせると、様々な課題が出てくるであろう。もしかすると、目の前にやるべき業務が沢山ある中で、新たな取り組みに大きな負担を感じる社員もいるかもしれない。また、一部の社員からは「優先順位が違う」といった意見が出てくる可能性もある。

だが、一つの真理は、“もっと強くて良い会社にするためには、様々なチャレンジをしなければならない”ということだ。経営に関しては、自分達が良いと信じる道を盲目的に突き進むのではなく、第三者からの意見や評価が貴重となることは間違いない。

今後、社員がもっと成長できる環境をつくりたい。そして、もっと高い次元の顧客サービスが提供できるようになるために、業界において我々の会社を異次元のレベルにまで上げなければならない。そんな、無限にある会社としてやるべきことに向き合い、日本経営品質賞の獲得を目指していきたいと思っている。