History-01 | アステックペイントジャパン、3名での船出 |
History-02 | 突然の退職願い。突きつけられた代表菅原の変化。 |
History-03 | 社長と社員。二人三脚の組織へ |
History-04 | 社員一人ひとりがつくる、SP&Sグループ |
2000年10月。
アステックペイントジャパン(当時アステックペイント)は、ASTEC PAINTSオーストラリア社の総代理店として、福岡に小さな事務所を構え、そのスタートをきりました。
創業メンバーは、代表の菅原を含めたわずか3名。
販路開拓はもちろん、顧客対応も、資金繰りも、あらゆることが手探りの状態のなか、3名は塗装業界の大海原へ飛び出しました。
「菅原社長のやり方には、ついていけません。辞めさせてください」。
ある日、営業部長とトップ営業、技術部長の3名が、退職願を片手に、代表菅原の前にあらわれました。
その頃、会社は創業9年目を迎え、社員数も7名に増え、売上は毎年連続130%推移という驚異的な成果をあげていました。
さらに株式会社プロタイムズ・ジャパンを新たに立ち上げるなど、精力的な事業展開を見据えていた時期。
これからもっと会社を飛躍させたい、と意気込む菅原にとって、3人の退職は、寝耳に水の出来事。
――いったい、何がいけなかったのか。
これまで前だけを向いて走ってきた菅原は、この時、はじめて、自分のやり方を見つめなおすことに。
そして、社員の意見に耳をかそうとしなかった自分自身に思い至るのです。
社員が離れてしまうような会社に永続的な成長はありえない、と、菅原は自身の考え方も、行動も、大きく変えることを決意。
ワンマンなやり方をやめ、社員と一緒に考える経営をはじめました。
これまで菅原が指示を出していたことも、すべて社員に意見を求めるように。
食い違うことがあれば、お互いが納得できるまで、とことん話し合いを重ねました。
また、経営理念に「人こそ全て人が企業」という言葉を掲げ、“自創経営”という人を育てる仕組みを取り入れたのも、この頃。
こうして、社員が主体的に行動できる組織へと大きく舵をきったのです。
2013年、これまで事業別に分かれていた、アステックペイントジャパン、プロタイムズ・ジャパン、SP&Sが連携し、SP&Sグループが誕生しました。
グループ全体の社員数は100名を越え、組織基盤は、さらに盤石なものに。
代表の菅原は、これからSP&Sグループが進むべき道筋について、社員に伝えました。
「我々の経営の目的は、未来永劫成長し続ける事を実現することです」。
それは、会社の成長と、社員の成長を見据えた言葉でした。
「高品質の塗装を広めたい」
「塗装職人を憧れの職業に」
「業界の脱アナログ化を進めたい」
そんな社員一人ひとりの、塗装業界に向き合う意志こそが、今後SP&Sの大きな財産になっていくことは間違いありません。
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