マーケティング講義

2011年10月25日 at 1:01 AM

プロタイムズ・ジャパンが日本フランチャイズチェーン協会(以下、JFA)
の準会員として加盟した。現在1200社以上にも及ぶフランチャイズ組
組織の中で、わずか100社超の企業しか正・準会員として加盟されていない。

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この時代においても、フランチャイズチェーンの末端売上は21兆円と昨年比よりも売上を5%以上を伸ばしており、フランチャイズシステムの強さを実感するばかりである。

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JFAとは、フランチャイズが持つ合理性と革新性によるシステムにより、
業界を問わず発展し続けており、その強力な制度を健全に運用する為に発足された組織である。正会員にはセブンイレブン、日本マクドナルドなどそうそうたる企業が名を連ねている。

社会的にも、健全なる運営を目指すプロタイムズジャパンとしても、正会員になるべく申請をしたが、急速に加盟店を増やしてはいるが、まだ実績不足のため準会員として加盟することができた。

大変名誉なことである。

そして、加盟後、早速ではあるが、会員としての様々な研修に参加させて頂いている。大変勉強になる講義ばかりである。その講義の中の多くは、法的な講習が含まれているが、一部マーケティングの講義も含まれており、興味深く勉強させて頂いた。

マーケティングに関しても多種の講義があり勉強になった。

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しかし、ある東京の一流大学の大学院教授の講義はちょっと疑問であった。その講義で説明されていた「サービスの定義」とは、「サービスとは、人、モノ、情報といった特定の対象に働きかける価値生産的な変換の活動またはプロセスそのものである。」と説明されていた。

この説明を20分程、聞いたが、結局良くわからなかった。

○「サービスとは、人、モノ、情報といった」⇒「といった」とはどういう意味で使われているのか?

○一般的に「人、モノ、金」と言うが、「情報を加えて、金は情報に含まれるのであえて省いた」という説明があったが、「金」を省いたほうがわかりにくい気がする

○「特定の対象に働きかける」⇒わかりにくいがギリギリ理解可能

○「価値生産的な変換の活動」⇒何を言いたいのかさっぱりわからない

○「プロセスそのもの」⇒「そのもの」とはどういう意味で使っているのか?

「サービスの定義」というとても大切な定義を、このようなわかりにくい定義にして、その後の議論についてこれる大学および社会人の生徒はいるのであろうか?

実際、この教授の話を3時間ぐらい聞いていたが、何を言いたいのか、よく理解出来なかった。

仮に、大学院で学生や社会人が学ぶ場として、このような講義が展開されているのであれば、私自身ちょっと残念な気がする。学生時代の成果が全く上がらなかった英語の授業と同じような講義が、最先端の情報が飛び交うはずのマーケティングの授業で展開されているのではと勝手に心配になった。

もしくは、私の回転が頭が悪く、単についていけなっただけかもしれない。いつか、この教授に、私の率直なる疑問を聞いてみたいと思う。