ある農夫の一日
バンコクに移ってきて、早2週間近くが経つ。
ようやく身の回りのものの準備が整い、また生活環境もようやく慣れてきた感じがする。
日本にいた時との大きな違いにより、想像はしていたけど、やっぱりストレスに感じることがある。
それは、業務の進行についてである。
現在、日本では7つの事業部のそれぞれの会議参加して、
「あれ、どうなったの?・・・どうして?・・・
いつまで・・・オッケー、じゃー頼むよ!・・・
それ、おかしく無い?・・・
もう一度考え直しみて・・・いいね・・・
いいじゃん!」
いつまで・・・オッケー、じゃー頼むよ!・・・
それ、おかしく無い?・・・
もう一度考え直しみて・・・いいね・・・
いいじゃん!」
みたいな感じで、沢山の懸案がスピード感もってこなされていく。
しかし、タイでは私一人。
何かやろうと思っても、なかなか前に進まない。何かやっていると、あれも、それも、そして何も終わらずに一日が終わってしまっている。
そのような日々を過ごしている内に、「ある農夫の一日」という文章を思い出した。
この文章は、当社の新卒の研修テキストにも入れており、新卒に教える内容なのに、社長である私がその罠に陥りそうになって危機感を感じた。
ある農夫の一日
「ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところが、トラクターの燃料がきれていたので
近くまで買いに行ってきた。
近くまで買いに行ってきた。
途中で、ブタに餌をやっていないことを思い出して
納屋に餌をとりに行った。
納屋に餌をとりに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思い、
ジャガイモの芽を取っているうちに、
ジャガイモの芽を取っているうちに、
暖炉の薪が無くなっていることを思い出して
薪小屋へ足を運んだ。
薪小屋へ足を運んだ。
薪をもって母屋へ向かっていると、
ニワトリの様子が変である。
ニワトリの様子が変である。
どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置をほどこして、
とりあえず応急処置をほどこして、
薪を持って母屋にたどりついた頃には、
日がトップリとくれていた。
日がトップリとくれていた。
農夫は、ヤレヤレ何とせわしい一日であった
と思いながら、
と思いながら、
いちばん大切な畑を耕すことができなかったことに
気がついたのは、床に入ってからであった。」
気がついたのは、床に入ってからであった。」
もう一度、気持ちを切り替えよう。
安倍首相の就任会見ではロケットスタートと表現していたが、私はタイの事業は「スロースタート」と決めているので、焦らず、ただ着実に一つ一つをこなして行こう。
社員のエネルギーをもらって、またタイで頑張ろう。
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