伝統120年の進化

2012年6月27日 at 10:34 AM

 

当社事務所から車で20分ぐらいに「久原本家」という食品会社がある。
社歴120年を誇り、現在4代目社長が経営している。

縁あって、工場訪問をさせて頂き、そして食事処で社員と食事をした。
 
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久原本家は、元々120年前に醤油製造からスタートし、そして納豆に付属するダシ醤油等をOEMで食品メーカーに供給していたが、4代目社長になってから、自社製品を本格化させた。それらの製品の中で、出汁(ダシ)セットや明太子、生七味等が大ヒットし、今や100億を超える食品メーカーに育て上げている。

この企業の製品開発力が優れていることは当然のことながら、全会社を挙げて顧客を心から虜にさせるホスピタリティ経営に取り組んでいると聞き、久原本家が経営するブランドショップである「茅の舎(カヤノヤ)」という食事処に訪問した。

 

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実は、当社で多大な貢献をした社員が退社することなり、送別会も兼ねて会食することとなった。
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まず、茅の舎の場所は電灯もあまり無い、山奥にポツリと建っている食事処であった。
綺麗な川と竹やぶがあり、今の季節は夜になると蛍が何十匹と見える、福岡でも希少価値のある場所であった。

食事後の感想としては、おそらく茅の舎の魅力の一部しか経験していないであろうが、素晴らしい体験であった。
 
リピーター率が80%を超え、中には一年のうちに60回も夕食を食べに来る方もいると言う。予約もなかなか取れないようである。
 
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120年という伝統を持ちながらも、進化し続けるこの姿にしたすら感動した一日であった。

まだまだ勉強、勉強という気持ちになった。